人生の一椀 小料理のどか屋 人情帖1 を読んで

ある日、本屋さんで見つけました。


人生の一椀 小料理のどか屋 人情帖 (二見時代小説文庫)

人生の一椀 小料理のどか屋 人情帖 (二見時代小説文庫)


「あっ!倉阪さんの本だ!」

そう、倉阪鬼一郎さんは私が学生のときに好きで読んでいた作者さんでした。読後に現実か空想なのかよく分からなくなって後頭部がふわふわするような独特な気分になるあの感じが好きでした。(私だけですかね?)ただ、私がその時に読んでいたのはホラー。しかも、グロテスクな作品ばかりでした。そこがまたいいのですが。

「でもなぁ、時代小説って読んだこと無いし難しそうだけど...。」
「えぇい!何事も経験だ、読んでみよう!」


購入に至りました。

作品の内容としては小料理のどか屋の元へ訪れる悩みを抱える人たち。店主の時吉さんの料理で心解きほぐされ浄化されていく...。そして店主の時吉さんの重い過去も描かれています。

文章の筈なのに情景が思い浮かびます。料理が美味しそうに描かれて涎が出そうです。(汚い)そして、店主の時吉さんとおちよさんがとても優しい!(作品を色で例えるとそうだなー、繊細な色ですかね。)

今まで時代小説ってとっつきにくいイメージがあったのですが、こんなに素敵なのですね。登場人物に思いを馳せると涙出るわ‼(特にわかれ雪。ネタバレはしません。購入してください‼)


まだ続編があるみたいなので買って読みたいなと思っております。